「韓国の会社、楽しそう!」
「K-POPもドラマも好きだし、韓国で働いてみたい!」
そんなふうに憧れて渡韓した私ですが、正直に言います。
働き始めてしばらく経った今でも、慣れないことがめちゃくちゃあります。
私は今、韓国のとあるクリニックで日本人スタッフとして働いていて、SNS運用や日本人のお客様対応、通訳、LINE予約管理など、わりと現場のド真ん中で韓国人スタッフと一緒に汗をかく毎日です。
その中で感じる「日本との違い」は、ガイドブックにも転職サイトにも書いてないことばかり。
今日は、私が今でも違和感を感じてしまう4つのことを、忖度ゼロでぶっちゃけます。
これから渡韓を考えている方、韓国企業に転職しようかな〜と迷っている方の、リアルな判断材料になれば嬉しいです。
① スピード感が違いすぎる|「とりあえずやってみよう」が基本
韓国で働き始めて一番最初に「えっ、嘘でしょ?」となったのが、圧倒的なスピード感です。
日本の会社にいた頃の私は、何かを決めるには「まず資料作って、上司に確認して、関係部署に共有して、最終承認をもらって…」という、いわゆる稟議文化の中で動いていました。
ところが韓国は違います。
朝のミーティングで「これやろう」と決まったら、昼にはもう動き出している。
資料?まず動いてから作るよ、という感覚です。
例えば先日、院内で「来月インスタでこのキャンペーンしたいよね」って話が出た瞬間、その場で日付・割引率・バナーの方向性まで決まり、私は会議が終わった瞬間にバナー画像のラフを依頼されました。日本だったら絶対「企画書出してから」のフロー。
最初は「えっ、まだ何も決まってないのに動いていいの?」とずっとモヤモヤしていましたが、よくよく見ると、走りながら修正していくスタイルなんですよね。決まったことが翌週には覆ることも普通にあります。
このスピードに慣れるまでが本当にしんどい。日本人の感覚で「ちゃんと準備してから」とやろうとすると、置いていかれます。
💡 本音ポイント
スピード感は最初こそしんどいけど、慣れると「日本ってこんなに動き遅かったんだ」と逆に驚くようになります。
② 上下関係と礼儀|年齢と肩書きの「絶対性」
韓国は儒教文化が根強く残っているとよく言われますが、これは働いてみると本当に身に染みます。
具体的に何が違うかというと、
- 初対面で年齢を聞かれる頻度がエグい(タメ口/敬語の判断のため)
- 食事会では年下が肉を焼き、年上が箸をつけるまで食べない
- 乾杯のとき、年上の方より杯を低く構える
- エレベーターで先に降りるのは目上の人
頭では分かっていても、日本人感覚だと「いや、自分が動いた方が早いな」って勝手に動いて、後から「あ、しまった…」となることがいまだにあります。
特に困るのが、ちょっと年上の同僚との距離感。日本だったら「同じ平社員同士、フランクで」となりがちですが、韓国は1歳でも年上だと「언니(オンニ/お姉さん)」「오빠(オッパ/お兄さん)」と呼んで、明確に立てる文化。
最初の頃、年上の同僚を名前で呼んで「えっ、私のこと姉とは思ってない?」みたいな空気になったことがあって、本気で焦りました。笑
ただ、この上下関係って一見めんどくさそうに見えて、実は「役割が明確で楽な側面」もあるんです。「目上の人が決める」「目下は従う」がはっきりしているので、迷う場面が少ない。
日本のように「みんなで合議で決めましょう」みたいな曖昧さがない分、判断が速いとも言えます。
③ 働き方・勤務スタイル|オンとオフの境界線が薄い
これも渡韓組がよく語るテーマですが、仕事とプライベートの境界線が、日本よりだいぶゆるいです。
良い意味でも、悪い意味でも。
良い面:
- 体調が悪ければ「今日休みます」と朝LINEで送ってOKな空気
- 子どもの行事や家族のイベントは最優先で休める
- 仕事中にちょっとしたお茶休憩、デリバリー注文、雑談…が普通
悪い面:
- 業務時間外でも普通にLINEで連絡が来る(夜10時とか…)
- 急な予定変更・シフト変更が日常茶飯事
- 「明日朝までによろしく〜」がたまに発動する
私が特にしんどいのは、夜のLINE。日本だと業務LINEは基本就業時間内で完結しますが、韓国は「思いついたから送るね!」のノリで深夜にバンバン来ます。
最初は全部即返信していましたが、メンタルが持たなくて、今は「業務時間外は既読つけない」を徹底しています。意外と相手も気にしていなくて、「あ〜既読早かったね〜」と翌日言われる程度。
これ、渡韓組には早めに伝えたい鉄則です。
全部リアルタイムで返してたら、絶対に潰れます。
💡 本音ポイント
オンオフが曖昧 = 自由でもあり、しんどくもある。自分でルールを作らないと飲み込まれます。
④ 人間関係の距離感|近すぎて戸惑う「家族感」
最後に、これが一番今でも慣れないことかもしれません。
韓国の職場って、距離感が近いんです。物理的にも、心理的にも。
入社初日に、初対面の先輩から「彼氏いるの?」「家賃いくら?」「ご両親は何してる人?」と矢継ぎ早に聞かれて、心の中で「えっ、初日だよ…?」とフリーズしたのを今でも覚えています。
日本だと、職場で家庭事情や恋愛の話を聞くのって、よっぽど仲良くなってからじゃないですか。
でも韓国は、「気になったから聞く」「家族みたいに接する」のが当たり前。
これは悪意があるわけではなく、「あなたを家族として受け入れたい」という愛情表現に近い感覚らしいです。
実際、慣れてくると、
- 風邪ひいたら漢方茶を持ってきてくれる
- 残業してると勝手にデリバリー注文されてる
- 誕生日は誰よりも盛大に祝ってくれる
…という、ほっこりエピソードもたくさんあります。
ただ、プライベートを大事にしたい日本人にとっては、最初は本当にしんどい。
「ちょっと放っておいてほしい日」も、容赦なく踏み込まれます。笑
これに対する私なりの対処法は、「答えたくないことは笑顔ではぐらかす」こと。
韓国人は「No」を直接言うのが苦手な文化でもあるので、「あ〜それは秘密〜!」と笑って流せば、意外とすんなり引いてくれます。
渡韓・韓国転職を考えてる人へ|本音のリアル助言|韓国の会社で働く日本人へ
ここまで読んで「えっ、けっこう大変じゃん…」と思った方もいるかもしれません。
でも、それでも私は韓国で働いてよかったと心から思っています。
これから渡韓・韓国就職を考えている方に、私からのリアルな助言を3つだけ。
① 韓国語は「日常会話」じゃ全然足りない
特にビジネス・敬語・電話対応は別物。TOPIK6級持ってても、現場では泣きます。渡韓前から、ビジネス会話・電話応対を意識した学習をしておくべき。
② 「日本のやり方」は一旦カバンにしまう
郷に入っては郷に従え、本当にこれ。日本ルールでやろうとすると、自分が疲弊するだけです。比べるのではなく、「違うんだな〜」と受け入れるマインドが必須。
③ 自分を守るルールは、自分で作る
業務時間外のLINEに返さない、深入りした質問にははぐらかす、休む日は休む。
韓国はルールが緩い分、自分で線を引かないと飲み込まれます。
逆に言えば、この3つさえできれば、韓国の職場ってめちゃくちゃ楽しいです。
スピード感があって、決定が早くて、人情が厚くて、毎日刺激的。
「日本の窮屈さに疲れた…」という人には、ハマる可能性大だと思います。なるかで、自分の適性が分かります(笑)
📺 ここまでの「あるある」、ドラマでも全部観られます
ここまで書いてきた4つのポイント、実はまるっと体験できる神ドラマがあるんです。
私が渡韓前にハマって、今も時々観返している──『ミセン -未生-』。
商社に入った契約社員ジャングレ(チャングレ)が、上下関係に揉まれ、無茶振りに走り回り、夜中のメッセに振り回されながらも、不器用に頑張る話。
ぶっちゃけ、私が今日この記事に書いた「あるある」、ほぼ全部このドラマに出てきます。
- 「とりあえずやってみよう」のスピード感
- 1歳上でも超立てる、年齢ベースの上下関係
- 業務時間外に飛んでくる連絡の数々
- 怖いくらいに距離が近い、家族みたいな先輩
「韓国の会社って実際どうなの?」と気になっている方、渡韓前のリアルなイメトレ教材として、これ以上のものはないと本気で思ってます。 Amazon Prime Videoで配信中なので、プライム会員ならそのまま観られます👇
▶ 『ミセン -未生-』をAmazon Prime Videoで観る
💡 観終わったあとに「いや〜韓国で働くの大変そう……」となるか、「むしろ熱くて楽しそうじゃん!」となるかで、自分の適性が分かります(笑)
まとめ|「違い」を楽しめる人は、韓国で輝ける|韓国で働く日本人へ
今日お話しした、私が今でも慣れない4つのこと、おさらいです。
- スピード感が違いすぎる(とりあえず動く文化)
- 上下関係・礼儀の絶対性(年齢・肩書きが超大事)
- 働き方の境界線がゆるい(夜LINE、急な予定変更)
- 人間関係の距離感が近い(家族感・プライベート踏み込み)
これらは「違い」であって、「悪いこと」ではありません。
むしろ、日本の良さも、韓国の良さも、両方を知れる場所にいられる私はラッキーだなと思っています。
渡韓・韓国転職を考えている方、迷っているなら一度飛び込んでみてほしい。
そして、迷ったらまた私のブログを覗きに来てください。リアルな現場の話、これからもどんどん発信していきます🇰🇷
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この記事はリアルな体験談に基づいて書いていますが、お客様や同僚の個人情報・特定可能な情報は伏せています。
Author
pianote




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